ヘルパーさんから教えてもらった介護のコツ

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暮らしのトータルサポートKOKUYA
心穏やかな暮らしのアドバイザー

伊東眞理子です

ヘルパーさんから教えてもらった介護のコツ

母の在宅介護では、
ヘルパーさんにお願いするようになったのは
介護の最期の頃でした。

主にお願いしていたのは、
清拭やおむつ交換です。

それまで私も、
母のおむつ交換や着替えなどを
毎日のように行っていました。

ですから、

「やっていることは同じなのに、
どうしてこんなに違うのだろう」

ヘルパーさんの介助をそばで見ながら、
そんなふうに感じたことを覚えています。

手際のよさは、本人の負担を少なくすること

まず驚いたのは、
一つひとつの動作の手際のよさでした。

体の向きを変える。

おむつを外す。

体をきれいにする。

新しいおむつをつける。

その一連の動作に無駄がなく、
とてもスムーズなのです。

私がおむつ交換をすると、
体を動かすたびに母から

「痛い」

と言われることもありました。

ところがヘルパーさんにお願いすると、
母が「痛い」と言うことがほとんどありません。

決して乱暴に速くしているわけではなく、
体の動かし方や支え方にコツがある。

私自身が母のおむつ交換をしながら気づいたことは、
こちらにもまとめています。
▶︎ 在宅介護でのおむつ交換のコツ

その様子を見ていて、
私は初めて気づきました。

介護する側が手際よく動くことは、
時間を短くするためだけではなく、

介護される人の負担を少なくすることにも
つながっているのだ
と。

「パジャマより寝巻の方がいいですよ」

教えていただいたことは、
介助の仕方だけではありませんでした。

母の着替えについても、

「今の状態なら、
パジャマより寝巻の方がいいですよ」

と教えていただきました。

それまでは何となく、
寝るときにはパジャマと思っていました。

でも、寝たまま着替えることが多くなった母には、
前を合わせる寝巻の方が
体を大きく動かさずに着替えさせることができます。

その人の状態が変われば、
使いやすいものも変わっていく。

これも、実際の介護の中で
教えていただいたことでした。

母の介護で「パジャマから寝巻へ変えたとき」のことは、
以前の記事にも書いています。
▶︎ パジャマより寝巻がよかった理由

介護は「準備」でも変わる

もう一つ、
今でもよく覚えているのが
清拭や足浴をしていただいたときのことです。

始める前に、
着替えや必要なものをきちんと揃えておく。

終わったらすぐに着替えられるようにして、
母が寒い思いをする時間をできるだけ短くする。

当たり前のことのようですが、
自分で介護をしていると、

「あれを持ってこなくちゃ」

「着替えはどこだった?」

と、途中でその場を離れてしまうことがあります。

ヘルパーさんの介助を見ながら、

介護は、始める前の準備も大切なんだ

と気づかされました。

「やってもらう」だけではなかった

母がお世話になった期間は
それほど長くありませんでした。

それでも、
ヘルパーさんに来ていただいたことで
母の身体的な負担が少なくなり、
私自身の負担も軽くなりました。

そして私にとっては、
ただ介護を「やってもらう」だけではなく、

プロの介助をそばで見ることで、
たくさんのことを教えていただく時間

でもありました。

家族だからこそ、
「私がやらなくては」と思ってしまうことがあります。

でも、専門の方にお願いすることで、
本人が楽になることもある。

そして、
介護する家族も楽になる。

母の介護を通して私は、

人の手を借りることも、
大切な介護のひとつ

なのだと教えていただきました。

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