写真整理は心の整理 ―両親の写真が教えてくれたこと―

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暮らしのトータルサポートKOKUYA
心穏やかな暮らしのアドバイザー

伊東眞理子です

写真整理は心の整理
―両親の写真が教えてくれたこと―

これまで何度か、
両親の写真整理について書いてきました。

父の写真整理で感じた後悔。

その経験があったからこそ、
母とは一緒に写真を見ながら思い出を聞くことができました。

そして気づいたことがあります。

写真整理は、ただ写真を減らすことではない。

写真を通して家族の人生を知り、思い出を語り合う。

それは、自分の心を整理する時間でもありました。

今回は、両親の写真整理を振り返りながら
私が感じたことをまとめてみます。

父の写真整理で残った後悔

亡き父のアルバムを整理した時、
そこには私の知らなかった父がいました。

・学生時代の父

・出征の時、家族写真の中央にいる父

・スキーを楽しむ父

・役所時代、同僚に囲まれている父

・そして、
幼い私を少しぎこちなく支えている父

私が知っている父は、
まじめで頑固な人

でも写真の中の父は、
とても楽しそうで、いい表情をしていました。

そんな父を見ながら思いました。

「もっと早く、一緒に写真を見ればよかった」

「これはどこ?」
「隣にいる人は誰?」
「この時、何歳だったの?」

聞きたいことは、たくさんありました。

でも、写真は残っていても
父に聞くことはもうできません。

私はたくさんの写真の中から
父らしい30枚を選び、
ベストアルバムを作りました。

写真でたどる、父の小さな自分史です。

中でも大切なのが、
初節句のお雛様の前で幼い私を支えている父との一枚


父と幼い私が二人だけで写っている数少ない写真です。

今でもその写真を見ると心が温かくなります。

そして思うのです。

「父にこのアルバムを見せたかったなぁ」

父との後悔があったから、母とは一緒に

父と一緒に写真整理ができなかった。

その後悔があったからこそ、
母の写真は一緒に整理しようと思いました。

実家からアルバムを持ってきて、母と一冊ずつ見ていきました。

「これは誰?」
「ここはどこ?」
「この時は何歳?」

写真を見ながら聞くと、
母はいろいろな思い出を話してくれました。

その時の母の表情は、とても穏やかでした。

母ともお気に入りの写真を選び、ベストアルバムを作りました。

(父と母それぞれのベストショットアルバムと両親のアルバム)

手の届くところに置いておくと、

時々取り出しては愛おしそうに眺めていました。

特に、
母の両親や兄弟と一緒に写った写真。

じっと写真を見つめる母は、
まるで懐かしい家族と話をしているようでした。

母とは一緒に写真整理ができて、本当によかった。

母の葬儀では、
整理してあった写真で
メモリアルコーナーを作ることもできました。

悲しい中でも写真を囲むと、

「懐かしいね」
「こんな時もあったね」

と思い出話が始まりました。

その時あらためて感じました。

写真には、家族をつなぐ力があるんだなぁ。

写真整理は「減らす」より「選ぶ」

写真整理というと、

「たくさんあるから減らさなきゃ」
「処分しなきゃ」

と思いがちです。

でも、生前整理での写真整理は
ただ減らすためのものではありません。

私が大切にしているのは、

「何を残したいかを選ぶこと」

です。

私はベストアルバムを作る時、
30枚をひとつの目安にしています。

もちろん、
30枚でなければいけないわけではありません。

大切なのは枚数ではなく、

「この写真は残したい」

と思えるものを自分で選ぶこと。

何を捨てるかではなく、何を未来へ残したいか。

そう考えると、
写真整理が少しやさしいものになります。

一気にやらなくて大丈夫

写真整理は、
思っている以上に時間がかかります。

だから、
最初から全部やろうとしなくて大丈夫。

まずは一冊から。

一時間だけでもいいのです。

そして、ご家族の写真なら
できれば一緒に見てください。

「若いねぇ!」
「これ誰?」
「ここ、どこだった?」

そんな何気ない会話こそ、
大切にしてほしいと思います。

写真に写っていることは残っても、

その写真にまつわる思い出や話は、
聞いておかなければ残らないこともあるからです。

「これで全部」と思わないで

そして、もうひとつ。

私は両親の写真を
全部集めたつもりでいました。

ところが後になって、実家の物置部屋から
父と母の卒業アルバムや
たくさんの白黒写真が出てきました。

「うそでしょう~!」

そんな気持ちでした。

そして、

「もっと早く見つけて、
母に見せてあげたかったなぁ」

と、また後悔しました。

写真はアルバムだけに
入っているとは限りません。

✅引き出しの奥
✅箱の中
✅押し入れや物置

思いがけないところから
出てくることがあります。

だから、ご家族の写真を整理する時は

「これで全部」と急がず、
家の中をゆっくり探してみてください。

写真整理は、心の整理

父とは、
一緒に写真整理ができませんでした。

だから母とは、
一緒に写真を見ることができました。

そして今、
両親の写真整理を振り返って思います。

写真整理で大切なのは、
たくさん処分することでも
きれいなアルバムを作ることでもありません。

写真を見ながら、

どんな人生を歩いてきたのか。

何を大切にしてきたのか。

そして、

これから何を残していきたいのか。

そんなことを考える時間なのだと思います。

だから私は、

写真整理は「心の整理」

だと思っています。

そしてそれは、
これからを考える
生前整理にもつながっています。

もし、ご両親やご家族の写真が
まだたくさん残っているなら、

まずは一冊、一緒に開いてみませんか。

「この写真、いつの?」

その一言から、
今だから聞ける大切な話が始まるかもしれません。

写真は、
思い出を残してくれます。

でも、それだけではありません。

写真を一緒に見て、
笑ったり、懐かしんだり、
思い出を話したその時間もまた、
新しい思い出になります。

それもきっと、
未来に残していきたい
大切なものなのだと思います。

【写真整理から始める生前整理】

生前整理というと、
「物を捨てること」
「まだ先のこと」
と思われるかもしれません。

でも、写真を一枚手に取って

「これは残しておきたい」
「この時は楽しかったなぁ」

と振り返ることも、
生前整理のひとつです。

これまでの人生を振り返り、
大切にしてきたものに気づき、
これからの人生を考えていく。

そんな生前整理を、
講座の中で一緒に考えてみませんか。

「何から始めたらいいの?」
という方も大丈夫です。

まずはできるところから、
一緒に始めてみましょう。

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