心穏やかに、家族の笑顔を守るお手伝い
暮らしのトータルサポートKOKUYA
心穏やかな暮らしのアドバイザー
伊東眞理子です
生前整理・在宅介護・愛犬の介護など
私自身の経験をもとに
暮らしを整えるヒントをお伝えしています。
心配事をひとつずつ減らしておく
先月のシルバーウィークに、
甥が帰省しました。
夫が一番かわいがっている甥です。
いつもなら夜10時を過ぎると
ベッドに入る夫ですが、
甥が「12時近くになる」と連絡してくると、
「今日はちょっと遅くまで起きていようかなぁ〜」
と、なんだか嬉しそう。
そこで私から甥に、
「できたら着いたら、うちにも顔を出してくれるかな」
とメールをしました。
兄夫婦には3人の子どもがいます。
もちろん、それぞれかわいいのですが、
長男の甥は昔から夫と馬が合い、
二人でよく行動していました。
そのせいでしょうか。
今でも夫は、
「いつ帰ってくるのかな」
「いくつになったんだ」
「子どもは何人いるんだ」
と、何度も同じことを聞いてきます。
記憶力が低下して、
同じことを繰り返し聞くことが増えても、
甥のことが気になっている。
甥に会いたいと思っている。
その気持ちは変わらないのだなぁと感じます。
そして甥の方も、
私たちのことをいつも気にかけてくれています。
「老後は両親と同じように面倒を見るからね」
そんな嬉しいことまで言ってくれます。
今回の帰省も、
「おじちゃん、おばちゃん孝行だから」
と言ってくれました。
できることなら、
誰にも迷惑をかけずに生きていきたい。
でも、これから先のことは誰にも分かりません。
夫には記憶力低下の症状があります。
そして、
もし私の方に何かあったら……。
夫は、
「自分が絶対先に行くから」
なんて言いますが、
こればかりは順番を決めることはできません。
だからこそ、
元気な今から少しずつ
「もしもの時」のことを話しておく必要があると
感じるようになりました。

将来、私たちだけでは難しいことが出てきた時には、
甥にも力を借りられたらと思っています。
夫にも、そのことを話しました。
返ってきたのは、
「いいんじゃない」
という、なんともあっさりした答え(笑)。
甥も快く
「いいよ」と言ってくれました。
それだけのことなのですが、
私の中ではひとつ、
心配事が小さくなったような気がしました。
介護をしていると、
まだ起きてもいない先のことまで
心配してしまうことがあります。
だから私は、
心配事をひとつずつ減らしておくことも、
介護を続けていくためには大切なのではないか
と思っています。
家族で話す。
夫婦で話す。
子どもや親しい人とも話してみる。
「その時になったら考えよう」ではなく、
元気なうちだからこそ話せることもあります。
すぐに答えを出さなくてもいい。
それぞれの気持ちを聞きながら、
少しずつこれからのことを整えていく。
それも、
これからを心穏やかに暮らすための
ひとつの準備なのだと思います。