心穏やかに、家族の笑顔を守るお手伝い
暮らしのトータルサポートKOKUYA
心穏やかな暮らしのアドバイザー
伊東眞理子です
認知症をもっとオープンに話せるように
昨日、役場の福祉課の方がお二人、
本人と家族への「認知症についてのヒアリング」のために
我が家へ来てくださいました。
夫と私、それぞれに質問があり、
1時間半ほど、日頃の暮らしやこれまでのことをお話ししました。
夫は脳の萎縮はなく、
今のところ記憶力の低下が主な症状です。
ヒアリングでは、
夫も質問に対して自分の言葉で答えていました。
ところが途中、
いつものように意識が少し遠のくような様子があり、
その後は、それまでのように滑らかに言葉が出なくなりました。
私は普段から見ているので慣れていますが、
福祉課のお二人は少し驚かれたようでした。
でも、こうした普段の夫の様子も
実際に見ていただけたことは、
かえって良かったのかもしれないと思いました。
今回聞かれたのは、
・認知機能の変化に気づいてから、どのように行動したか
・どこへ相談し、どのように病院を選んだか
・普段どのような生活をしているか
・現在どのようなサービスを利用しているか
・これから福祉にどのようなことを望むか
など、本当に日常に沿った細かなことでした。
私の場合は母の介護経験があったので、
まず地域包括支援センターへ相談し、
介護認定、そして認知症外来の受診へとつなげました。
現在、夫は週1回の通所リハビリを利用してます。
その他に月2回接骨院に通ってます。
坐骨神経痛以後、筋力が落ちないための予防です。
不安を感じやすいこともあり、
買い物なども二人で行動することが多く、
宅配も活用しています。
人とたくさん関わる生活ではありませんが、
夫自身は今の暮らしを「快適」と感じているようです。
「福祉に望むことはありますか?」
そう聞かれた時には、
もっと在宅で利用できる福祉サービスが
充実してほしいとお話ししました。
例えば訪問歯科など、
家から出ることが難しくなっても
必要な支援を受けられる仕組みがもっと身近にあれば、
本人だけでなく家族にとっても安心につながります。
そして今回、
私が一番心に残ったことがあります。
それは、夫が自分から話していたことです。
普段は私が先回りして説明したり、
夫の代わりに答えたりしてしまうこともあります。
でも今日の夫を見ていて、
「もう少し本人が自分を出せるように、
私は横からそっと支えるくらいでもいいのかもしれない」
そんなことに気づきました。
福祉課の方のお話では、
認知症の方はたくさんいらっしゃるけれど、
家に籠り、人とのつながりが少なくなっている方も
いらっしゃるそうです。
認知症になることは、
隠さなければならないことではありません。
本人も家族も、
もっと自然に認知症について話せるようになったら。
同じような立場の人同士が
「うちもそうなのよ」
「こんな時どうしてる?」
と話せる横のつながりが、もっと増えたら。
認知症についてオープンに話すことが、
誰かが一歩外へ出るきっかけになることも
あるのではないでしょうか。
今日のヒアリングは、
福祉のために私たちの話を聞いていただく時間でした。
でも振り返ってみると、
私自身が夫との関わり方を
改めて見つめる時間にもなりました。
本人ができること、話せることまで先回りしない。
そして、必要なところだけそっと支える。
これもまた、
夫と歩んでいく中で大切にしたいことの一つだと
気づいた一日でした。

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