介護あるある注意

笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表

伊東眞理子です

介護あるある―
ベッドやトイレでの思わぬ転倒に注意

在宅介護の中で、「あっ!」とヒヤリとする場面は少なくありません。
私の場合も、母がベッドの端に腰かけてしまいそのまま滑り落ちたり、トイレで立ち上がった瞬間に床に倒れこんでしまったことがありました。

これは特別なことではなく、多くの介護現場で起こりやすい
“介護あるある” です。
ただし、その一瞬のことが骨折や入院につながることもあるため、普段からの注意が大切です。

1. ベッドまわり

ベッドの端に座っているうちにずり落ちたり、立ち上がるときにバランスを崩してしまうことがあります。
夜間、暗い中でベッドからトイレへ向かおうとしてつまずくケースも多いです。
→ ベッドの高さ調整や、足元灯の設置で防止できます。また開閉式のベット手すりも使用して良かったです。

2. トイレ

便座から立ち上がるときに立ちくらみを起こし、そのまま倒れ込むことも少なくありません。
高齢になると足腰の力が弱まり、壁やドアに頼ろうとして逆に転ぶことも。
→ 手すりの設置や、立ち上がり動作をゆっくり行う工夫が大切です。
倒れ込んで起こすことが難しい時は、毛布等を下に敷き引きずり出しました。

3. 抱え込み介助

介助者が「よいしょ」と抱え込んだときに、一緒に倒れ込みそうになることがあります。
これは本人だけでなく介助者の腰痛やけがの原因にもなります。
→ 無理をせず、移乗用具やリフトを使うことが安心につながります。

4. 浴室・脱衣所

床が濡れていて滑りやすく、浴槽をまたぐときに転倒するケースが多い場所です。
また、脱衣でバランスを崩しやすいのも特徴です。
→ 滑り止めマットや浴室用手すりの活用が効果的です。

5. 廊下・段差・玄関

絨毯の端や電気コード、玄関の段差など、ちょっとしたことでつまずくことがあります。
スリッパが滑って転んでしまう場合もありますし、逆にスリッパのすべり止めがストッパーになってつまずくこともあったので、注意が必要です。
→ 段差をなくし、床に物を置かない環境づくりが重要です。蛍光テープを貼ることもお勧めです。

6. 食卓・椅子まわり

椅子から立ち上がるときにふらついたり、座ったまま前に倒れてテーブルの角に頭をぶつけてしまうこともあります。
→ 安定した椅子を選び、立ち上がるときは声をかけてサポートしましょう。手すり付きの椅子は立ち上がりやすいです。

特に多いのは…

「ベッド」「トイレ」「浴室」の3か所。
この3つで在宅介護中の事故のかなりの割合を占めます。

また「抱え込み介助」のように、介助者側の負担や危険も大きなテーマです。
リフトや移乗用具の利用 が推奨されるのはこのためです。

まとめ

転倒はほんの一瞬の油断から起こります。
しかし、環境を整えたり、声かけをするだけで多くの事故は防ぐことができます。

在宅介護の中で「うちでも同じことがあった」と思われた方は、ぜひ一度ご自宅の環境を見直してみてください。小さな工夫が、大きな安心につながります。

母を5年、愛犬を12年介護し、今夫の介護が始まりました。
介護は辛い・暗いのイメージを、笑顔で明るく自分らしい介護に変えていく家族の介護方法をお伝えしております。

介護は、一人で抱え込むと本当に大変です
私も、母と愛犬の介護を通してそれを痛感しました

この記事が、今日のあなたを少しでも軽くできますように
もう少し具体的に知りたい方は、気軽にご相談くださいね

▶ 講座の詳細を見てみる
https://kokuya-mariko.com/menu/family-care/

▶ まずは無料相談してみる(15分)
https://www.reservestock.jp/inquiry/119397

最後までお読みいただきありがとうございました

関連記事

PAGE TOP