福島県石川町の笑顔で心豊かな人生のお手伝い
介護、生前整理、整理収納ライフナビゲーター
住まいのトータルサポートKOKUYA代表
介護インストラクター&生前整理診断士伊東眞理子です
リーチの後ろ足が動かなくなってからも、私たちは「できることは全部やろう」と決めていました。
鍼やリハビリの先生にも来ていただき、マッサージや軽い運動なども取り入れていました。
声をかけながら見守る時間は、私にとって心の支えでした。
しかし、苦情が出て来ては引っ越すしかないかも…と話していた時
なんとなんと実家から「忙しいので手伝ってくれ」との願ってもない誘いが舞い込んできたのです。これは本当にラッキーなお誘いでした。夫と話し合い、夫を残して、私とリーチで実家へ行くことにしました。生まれ育った田舎なので、ご近所さんも皆顔見知りで、吠えても多めに見てくれる優しさは心強かったです。
鍼の先生、ドックトレーナーの先生ともお別れです。
ただ、実家は畳の部屋が多いのが不安でした。
案の定ズリズリ歩きでは足が畳に擦れてしまい、足が血だらけになってしまいました。
赤く腫れてもきました。粘着性の包帯を巻いてもすぐとれてしまうし、細菌が入るのも心配でした。そこでみんなで話し合って…
高齢になって来ていた母のこれからも考え、実家の茶の間とキッチンを繋げ、フローリングにし、全てをバリアフリーにして段差をなくすリフォームをすることにしました。
大掛かりな工事になりましたが、有り難かったです
リフォーム後のリーチの動きが変わりました
廊下で繋がる私達の部屋もあり、廊下を挟んで母屋から私達の部屋まで一直線で行き来できるのが、リーチには最高のリハビリになりました。
ワンちゃんにとってはフローリングは滑るので足腰の為にはNGですが、リーチの後ろ足には一番の素材でした。
前足だけで後ろ足を支えながら動き回る姿は、頼もしかったです。
甥の犬嫌いの友達にも吠えまくりながら追いかけるため「リーチは本当に障害犬か?」とまで言ってもらえるようになるくらい、元気なリーチが誕生しました。
リーチにとっては廊下は、ただの通り道じゃなくなりました。
リーチにとっての「トレーニングジム」であり、「再出発の場所」だったんです。
リハビリに特別な器具や場所はいりません。
その子に合ったペースで、家の中でできることから。
大切なのは、「また歩けるかも」という小さな希望と、「一緒にがんばろうね」という気持ちだと思います。
最期までお読み頂きありがとうございました
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