笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表
伊東眞理子です
もしものときに備える“人生会議”の大切さ
〜在宅医が語る10のアドバイスと、介護するあなたへ〜
先日、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議」 の講演会に参加してきました。
講師は、訪問診療も行っている郡山にあるモリの木クリニック院長
福井謙先生。
日々、患者さんやご家族と向き合っている立場からの言葉には、ひとつひとつに重みがありました。

💠在宅医からの10のアドバイス
1.残念ながら人はもれなく死ぬ
2.ピンピンコロリはそんなにない
3.人の世話になってもいいじゃないですか(85歳以上は誰でもお世話になる)
4.最期ぐらい酒は飲んでも良いですよ!
5.やっぱり家は最高です!
6.かかりつけ医との関係を大切に
7.施設のお金や医療費はしっかりためておく
8.最期の場所が病院、それもご奉公
9.自分のことをよーく話しておく
10.早めに「ありがとう」「愛している」と伝えてください
この10のポイントを聞いて、私は思わず「これはまさに生前整理の“心の整理”そのもの」と感じました。
“死を語る”というより、“どう生きたいかを見つめる”ことこそが、人生会議の本質なのだと改めて気づかされました。
💠介護するあなたへ 〜先生からのメッセージ〜
1.もう今の時点で十分お世話しています
2.夜は隣の部屋で寝てください
3.あなたは支援者です
4.本人にも病名を告知してもらいましょう
5.どんなことがあってもおかしくないという覚悟が必要です
6.点滴など医療行為が少ないほど安らかに最期を迎えます
7.新薬や民間療法を探す前に、手に触れて「ありがとう」と言ってあげてください
8.家族それぞれの思いに耳を傾けましょう
9.世話をしている方はまだ語っています
10.世話している方の人生、知っていますか?
この言葉の一つひとつに、深い優しさと現実がありました。
「介護者と患者さん、そして家族の日頃のコミュニケーションが何より大切」
それが今回の講演を通して一番心に残ったことです。
わが家は普段からよく話す家族でしたので、延命治療のことや母の生い立ちなども話しており、いざという時に迷うことはありませんでした。
改めて「話しておく」「聞いておく」ことの大切さを感じました。
💠“もしバナゲーム”で感じたこと
講演の最後には、「もしもの話」をテーマにした“もしバナゲーム”を行いました。
実は、私も講座の中で使っているのですが、今回は聴く立場で体験し、また違う感情が湧き上がりました。
同じテーマでも、立場や状況によって受け止め方が変わる――
これもまた、人生会議の奥深さだと思います。
💠まとめとして
先生は最後に、こんな言葉で締めくくられました。
1.「死ぬ」をきっかけに「生きる」を考える
2.他人事ではなく自分事として考える
3.考えたことを伝える・聞く耳を持つ
4.“未来ノート”のような記録を持っておく
5.代弁する方の思いも知っておく
6.死ぬ時の医療を一度決めておく
「もしもの時の書類(事前指示書)」がどれほど大切かを実感しました。
私自身も、“未来ノート”として作っている
“オリジナルの「わたしノート」”の意義を改めて感じました。
そしてやはり、生前整理はモノの整理だけでなく「心の整理」であることを再確認しました。
これからも、かかりつけ医や訪問医、医療・介護の専門職の方々としっかりコミュニケーションを取りながら、
「自分らしい生き方」「自分らしい最期」を考えていきたいと思います。

<さいごに>
人生会議は、「死を語る場」ではなく「生きるを考える対話」です。
今日の一日をどう過ごすか――
そこに気づく時間が、人生会議の一番のギフトかもしれません。
母を5年、愛犬を12年介護し、今夫の介護が始まりました。
介護でも母の介護と夫の介護では全然違うと感じてます。
介護は辛い・暗いのイメージを、笑顔で明るく自分らしい介護に変えていく家族の介護方法をお伝えしております。
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