在宅介護と住まい―安心して暮らせる環境づくりー

笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表

伊東眞理子です

在宅介護と住まい
―安心して暮らせる環境づくりー

在宅介護が必要になり始めた時、
まず考えるべきは「これからの暮らしに合った住まいづくり」です。

私の実家でも、母が
「そろそろお座りするのが辛い…」
と言い始めた頃から住まいの見直しを行いました。

畳の部屋をフローリングへ変え、椅子に腰かける生活に移行。
キッチン・ダイニング・リビングを一部屋にまとめ、
車椅子になっても移動しやすいように動線を整えました。

なぜ住まいのリフォームが大切なのか?

転倒は、介護が必要になる大きな原因のひとつです。
ちょっとしたつまずきが大きな怪我につながり、
そこから生活がガラッと変わることも少なくありません。

住まいを整えることは、
「怪我を防ぐ」だけでなく、
「自分でできることが増える」「家族の負担を軽くする」ことにもつながります。

転倒防止を目的にした5つのリフォームポイント

① 手すりの設置

玄関・トイレ・浴室など、
バランスを崩しやすい場所に手すりをつけましょう。

手すりの種類や太さ(3㎝以上が一般的)は、
必ずご本人に握ってもらい、使いやすいものを選ぶことが大切です。

② 段差の解消

小さな段差でも、足が上がりにくくなると大きな危険につながります。
段差解消のスロープを置く、
あるいは床全体をかさ上げしてフラットにする方法もあります。

③ すべり止め対策

浴室・浴槽・階段など、滑りやすい場所には必須です。
階段は
滑り止め+蛍光テープ
を併用すると、夜間の安心感も増します。

④ 開き戸から引き戸へ

開き戸は身体のバランスを崩しやすく、
車椅子では特に動作が大変です。

引き戸に変えるだけで、
出入りがスムーズになり、自立支援につながります。

⑤ 照明を工夫する

暗い場所は転倒につながりやすいポイントです。

玄関・廊下・階段・寝室には
フットライトやセンサーライトを活用すると安心です。

暮らしやすさは「住まい」から生まれます

在宅介護では、介護する人も、される人も、
お互いが少しでもラクに過ごせる空間が大切です。

「今より安心できる住まい」に整えることで、
家族の心にもゆとりが生まれます。

リフォームの規模は小さくても大丈夫。
家の中のちょっとした見直しが、介護の負担を大きく減らします。

必要であれば、専門家やケアマネさんにも相談して、
無理なく進めていきましょう。

介護でお悩みの方、これから介護を考えている方へ

母を5年、愛犬を12年介護し、今夫の介護が始まりました。
介護は辛い・暗いのイメージを、笑顔で明るく自分らしい介護に変えていく
介護方法をお伝えしております。
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最後までお読みいただきありがとうございました

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