母の想い出⑲ 母の3日3晩の夢の中での話

千葉県柏市の終活、生前整理
整理収納片付トータルサポートKOKUYA代表

生前整理アドバイザー&生前整理診断士の伊東眞理子です

母の想い出⑲ 母の3日3晩の夢の中での話

父はお風呂での突然死でしたので
ワタシにとって家での介護も看取りも初めてのことでした

母は最期まで家で過ごしたいと希望していたので
それならとワタシが手を挙げて
引っ越してもらって一緒に住み始めました

アルバムを見ていたらコロナ前は歩いて桜見物をしています

コロナでデイサービスに行けなくなったことが
足が弱まった一つでもあると思います

最後は歩行器でも歩くのが大変になり
自分の足をたたいて

\この足がいうこときかない/

と言っていたのは辛かったです

おトイレで足が立たなくなり倒れこんでから
ベットでの生活になってしまいました

それが2月

それからアッという間でした

亡くなる1週間前の3日3晩のことはワタシにとって衝撃的なことでした

12日の夜
手を動かしながら結構大きな声で誰かと話しているような会話を始めました

最初は寝言?と思いましたが内容をよく聞いていると
自分の実家のことや兄弟・姉妹のことなどを丁寧に説明しているのです

その内容は私達もいつも聞いていたことで一つも間違ってませんでした

それが明け方まで続きました

昼間は看護師さんやヘルパーさんとしっかりと会話をし
またしゃべりだすの繰り返し

ワタシも知っている名前がたくさん出てきて
今度は福島の実家の説明が続きました

ワタシが
\もう少し小さな声で話して/
と言ったら


今娘に小さな声で話せと言われましたが
お客様の前で小さな声では失礼ですよね

なんて言うのです

甥が出てきての会話では

だいちゃんお帰り
学校終わったのね


お弁当作らなくちゃね

って

先生がおっしゃるには

逢いたい人に逢ってお別れをしているのだから
大変だろうけど好きなようにさせてあげて


その内疲れて話せなくなる

本当に4日目には声が出なくなりました

最後の最後にしぼりだした声で

\皆仲良くね/

\初めてのドラマを見ました

が最期でした

初めてのドラマって今でも不思議なのですが

多分向こうの世界を見てきたのでしょうか

みな仲良くね…は母親の言葉です

大丈夫、心配しないでとは伝えました

 

最後までお読みいただきありがとうございました

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