福島県石川町の笑顔で心豊かな人生のお手伝い
介護、生前整理、整理収納、防災ライフナビゲーター
住まいのトータルサポートKOKUYA代表
介護インストラクター&生前整理診断士&防災共育管理士
伊東眞理子です
無呼吸症候群の検査キットを返した理由
先日の定期受診のときのことです。
心電図の検査中、夫がスーと寝てしまいました。
私にとっては「いつものこと」だったのですが、
先生や看護師さんは少し驚かれたようで
先生は「酸素が足りていないのかもしれませんね。脳にも酸素が行ったないかも知れない」とおっしゃり、
無呼吸症候群の可能性を疑って、検査を提案してくださいました。
夫は寝ているときもいびきはなく、静かに眠っているのですが、
「念のために」とのことで、検査キットをお借りすることに。
夫もそのときは納得していて、 「やってみようか」と、前向きな様子でした。
ところが、
帰宅して検査キットの説明書を読み始めた途端、 その雲行きが変わってきました。
「これは……やらない。返す。」
説明を読みながら、突然そう言い出したのです。
おそらく、途中で面倒になったのだと思います。
以前の夫なら、多少の面倒でもやり遂げていたはずなのに、
「やらない」→「もういい」→「返す」と、なったようです。
とてもシンプルで、早い判断で驚きました。
持続力や継続力、そして忍耐力――
そういったものが、少しずつ薄れてきていることに 気づき、私はゾッとしました。
「これ以上、複雑なことは受け入れたくない」
そんな夫の本音が、 この行動に表れていたのかもしれません。
結局、キットは病院に返却しました。
検査ができなかったことよりも、
「もうやらない」と言い切った夫の姿が 、今でも心に引っかかっています。
介護をしていると、体のことばかりに目が行きがちですが、
実はこういった「行動の変化」こそが、
心や認知の変化のサインであることもあります。
✅理解していたことが分からなくなる
✅やる気があっても続かなくなる
そのすべてに、「年齢」や「病気」のせいだけではない何かが
静かに潜んでいるのだと思います。
だからこそ、無理をさせず、
けれども「なぜ、やらないのか」というサインを
見逃さずに、受け止めていきたい。
介護とは、身体のケアだけでなく
その人らしさを失わないように寄り添うこと。
またひとつ、大切な気づきをもらった出来事でした。
介護でお悩みの方、これから介護を考えている方へ
介護を一人で悩まないでください。
母を5年、愛犬を12年介護し、いま夫の介護が始まった私と一緒にお悩みを分かち合い、笑顔で明るく出来る介護を考えていきましょう。
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