実家の生前整理③やってくれてよかった、母の生前整理

笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表

伊東眞理子です。

月曜日は「生前整理や暮らしを整える」投稿をしております。

今日は「実家の生前整理」
〜親と向き合う、その前に知っておきたいこと〜
シリーズ最終回です。

やってくれてよかった、母の生前整理

「物・心・情報を整えて、これからを心豊かに」
― 私と家族の生前整理 ―
〜あとから気づく、心の整理〜

やってくれてよかった、母の生前整理♡

母が私たちと一緒に暮らすことになった時のことです。
それまで「物を捨てるのが苦手」だった母が、驚くほど自分の意志で、次々と物の整理を始めました。

あれほどため込んでいた切り抜きは、
「ごめんなさいね、もうこれは処分していいわ」

俳句を詠んでいた関係で多かった専門書については、
「これは持っていきたいけれど、この本は置いていくわ。
こちらは、俳句のお仲間に差し上げたいの」

洋服は、
「あなたに任せるわ。よろしくね」

お気に入りの調度品については、
「これは持っていきたいのだけれど、大丈夫?」

そう言いながら、母は私にてきぱきと指示を出し、片付けを進めていきました。

口には出しませんでしたが、
あれはきっと、覚悟の上での行動だったのだと思います。
だからこそ、あんなにも迷いなくできたのでしょう。
その姿は、本当に見事でした。

以前住んでいたマンションは決して広くはなく、
母の部屋も、実家の広い部屋と比べれば小さな空間でした。

それでも、母のお気に入りのものを大切に飾り、
心地よい空間を一緒につくりました。

母は部屋を見渡しては、
「お母さん、この部屋とても気に入っているのよ。ありがとう」
と、いつも言ってくれました。

実家の母の部屋は、以前は物であふれていました。
でも、母が自分の手で生前整理をしてくれていたおかげで、
正直に言うと、母が亡くなった後の遺品整理は本当に楽だったのです。

それは、物の整理だけではありませんでした。

母は、情報の整理もきちんとしてくれていました。
私たち兄妹がもめないようにと、
遺産分割のこと、預金や加入していた保険のことなどを、
日頃から折に触れて話してくれていたのです。

「残された家族が困らないように」
その想いが、いつも言葉の端々に感じられました。

母が生前整理をしてくれていたことで、
残された私たち家族の絆は、より深まったように感じています。

ありがとう。
お母さん。

実家の生前整理は、
決して「片付けをさせること」ではありません。

親が自分の人生を振り返り、
「これは大切」「これは手放していい」
そうやって、自分で選ぶ時間でもあります。

そしてそれは、
残される家族のためだけでなく、
親自身が、これからを安心して過ごすための整理でもあります。

すべてがうまくいかなくても大丈夫です。
時間がかかっても、途中で止まっても構いません。

大切なのは、
親の気持ちを置き去りにしないこと
そして、
家族が笑顔で向き合える関係を守ること

こちらのブログは
「物・心・情報を整えて、これからを心豊かに」
― 私と家族の生前整理 ―
のシリーズの一部です。

第1回:実家の生前整理どうしたらよい?
〜親と向き合う前に考えておきたいこと〜
第2回:親が嫌がるとき、どう向き合う?
〜言葉の選び方と、やってはいけないこと〜
第3回:やってくれてよかった、母の生前整理
〜あとから気づく、心の整理〜

このシリーズが、
実家の生前整理を考えるきっかけや、
親と向き合う際の小さなヒントになれば幸いです。

生前整理についてもっと詳しいことが知りたい方はこちらから
https://kokuya-mariko.com/menu/pre-mortem-organization-and-dissemination-association-2/

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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