笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表
伊東眞理子です
やさしく学ぶ認知症のはなし
認知症の中核症状を知ろう
〜困った行動には理由がある〜
認知症の中核症状を知ろう
~困った行動には理由がある~
認知症の方の言動に、
戸惑ったり、イライラしてしまった経験はありませんか。
「さっき話したばかりなのに、また同じことを聞いてくる」
「説明しても分かってもらえない」
「急に怒ったり、不安そうになったりする」
でも今回、認知症について学び直して感じたのは、
その行動は“わざと”ではないということでした。
そこには、脳の働きの変化による
理由のある症状があるのです。
■ 認知症の「中核症状」とは
中核症状とは、
脳そのものの障害によって起こる症状です。
環境や接し方に関係なく現れ、
認知症の土台となる症状でもあります。
代表的なものを、4つご紹介します。
① 記憶障害
新しいことを覚えられず、同じ話や質問を何度も繰り返します。
これは
「忘れたことを忘れている」状態。
「思い出せない・覚えられない」
☆触れ方のポイント
・「さっき言ったでしょ」は言わない
・初めて聞いたつもりで、穏やかに答える
・メモやカレンダーなど、形に残す工夫を
② 失見当識(しつけんとうしき)
時間・場所・人物など、自分が置かれている状況を正しく認識する能力が障害された状態。
今が
①時間(日にち・季節)
②場所(どこにいるのか、ここはどこ?)
③人(誰といるのか、あなたは誰?)
の順で分からなくなってしまう状態です。
☆触れ方のポイント
・否定せず、安心できる言葉を
・「大丈夫」「一緒にいますよ」と伝える
・環境をできるだけ変えない
③ 理解力・判断力の低下
説明されても理解できなかったり、決断することが難しくなります。
☆触れ方のポイント
・一度にたくさん伝えない
・選択肢は一つずつ
・急かさない、待つ姿勢を大切に
④ 実行機能障害
「何から始めればいいか分からない」
「途中で止まってしまう」
段取りや計画が難しくなる症状です。
☆触れ方のポイント
・「一緒にやろう」と声をかける
・最初の一歩だけ手助けする
・できたことを認める
■ まとめ
認知症の症状は、
その人の性格や努力不足ではありません。
脳の働きが変化することで、
今まで当たり前にできていたことが
できなくなっているだけ。
そう知ることで、
責める気持ちが減り、
寄り添う気持ちが生まれます。
次回は、
症状別・やさしい関わり方のヒントについて、
もう少し具体的にお伝えしていきます。
この投稿は、
「やさしく学ぶ認知症のはなし
〜脳を知ることから始まる、寄り添いの介護〜」
シリーズの一部です。
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