笑顔で心豊かな人生を整える
介護・生前整理・整理収納・防災のライフナビゲーター
福島県石川町 くらしのトータルサポートKOKUYA代表
伊東眞理子です
ショートステイ(短期入所)を上手に活用する
〜介護者の休息も大切に〜

在宅介護を続けていると、「少し休みたい」「体調を整える時間がほしい」と感じることが多々あると思います。
泊まりがけで介護をお願いできる「ショートステイ」も、介護者にとっては心強い味方です。
介護者が体調を崩した時や、冠婚葬祭などで家を空ける時にも利用できます。
安心して休むための「リフレッシュ介護」として、無理をせず頼ることも大切です。
介護は「ひとりで頑張りすぎないこと」
お母さまやお父さまの笑顔を守るために、少しのサポートを上手に取り入れていきましょう。
ショートステイ(短期入所生活介護)とは
ショートステイとは、介護が必要な方が 数日から数週間、介護施設に宿泊して介護サービスを受けられる制度 です。
介護保険を利用でき、施設では入浴・食事・排泄介助のほか、健康チェックや機能訓練も受けられます。
一番の目的は、「家族の介護負担を軽くすること」
在宅介護を長く続けるためには、介護者がしっかり休むことが欠かせません。
利用のきっかけ
ショートステイは、こんな時に利用されることが多いです。
・介護者が病気やケガで一時的に介護ができないとき
・冠婚葬祭や旅行などで家を空けるとき
・介護に少し疲れてリフレッシュしたいとき
・介護される方に「環境の変化」を体験してもらいたいとき
「お試し利用」もできる施設が多いので、いきなり長期ではなく、1泊2日から慣らしていくのもおすすめです。
ショートステイで受けられる主なサービス
・送迎(自宅⇄施設)
・健康チェック(体温・血圧など)
・入浴・食事・排泄などの日常介助
・リハビリや体操
・レクリエーションやお話の時間
・夜間の見守り
施設によっては医療ケアに対応しているところもあり、夜間もスタッフが常駐しています。
メリット
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家庭での介護負担を一時的に軽減できる
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集団生活やレクリエーションで他者交流ができ、認知症予防や気分転換にもなる
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施設スタッフによる生活リズムの安定化やリハビリ支援が受けられる
利用までの流れ
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ケアマネジャーに相談
→ 要介護認定を受けている方は、ケアマネさんが手続きをしてくれます。 -
施設見学・日程調整
→ 事前に見学をしておくと安心です。 -
利用当日
→ 送迎車で出発。普段使っている薬や着替えなどを持参します。
利用料金の目安
1泊2日で 数千円〜1万円前後(自己負担1割の場合) が目安です。
食費・おむつ代・個室利用料などが別途かかる場合もあります。
施設によって料金体系が異なるため、事前に確認しましょう。
利用時の注意点
・初めて利用する時は、本人も家族も不安があるもの。短期間から慣れるのがおすすめです。
・環境の変化で体調を崩す方もいるため、前後の日は無理をしないようにしましょう。
・持ち物にはすべて名前を書いておくとトラブル防止になります。
介護者へのメッセージ
介護は「休みながら続ける」ことが何より大切です。
ショートステイを利用することで、介護者が自分の時間を取り戻し、笑顔で再び向き合う力を得ることができます。
「少し休んでもいい」
その気持ちをどうか大切にしてください。
ショートステイは、介護を続けるための“支え合いの仕組み”なのです。
次回は、医療的ケアが必要な方にも利用できる 「レスパイト入院」 です。
在宅介護を続けるために欠かせない“安心の仕組み”を詳しくお伝えします。
介護でも母の介護と夫の介護では全然違うと感じてます。
介護は辛い・暗いのイメージを、笑顔で明るく自分らしい介護に変えていく家族の介護方法をお伝えしております。
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